マーゴット・ロビーは、現在もハリウッドで最も注目される俳優の一人です。多彩な演技力と大胆な役作り、さらにプロデューサーとしての手腕により、映画業界に確固たる地位を築いてきました。また、環境問題や女性の地位向上といった社会的課題にも積極的に取り組み、俳優業にとどまらない多方面での活躍を見せています。
本記事では、彼女の最新出演作、演技スタイル、交友関係、逸話を含め、マーゴット・ロビーの魅力を多角的にご紹介します。
生い立ちとキャリアの始まり
1990年7月2日、オーストラリア・クイーンズランド州ダルビーで生まれたマーゴット・ロビーは、自然に囲まれた環境で育ちました。母親は理学療法士、父親は農場を営み、3人の兄弟とともに質素で規律ある家庭で過ごしました。
幼い頃から演技に関心を持ち、10代後半にはサーカス学校でトラピーズの資格を取得。その後メルボルンに移住し、カフェで働きながら演技のトレーニングを重ねます。人気テレビドラマ『ネイバーズ』に出演し、国内外から注目されるようになりました。
2013年、マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でハリウッドデビューを果たし、レオナルド・ディカプリオとの共演で世界中の注目を集めました。
演技スタイルと役作りへのこだわり
マーゴット・ロビーは、演技に対して徹底的な準備を行うことで知られています。『バービー』ではキャラクターに生命を吹き込むために、動物の動きや人形的なポージング、繊細な表情まで研究しました。
『アイ, トーニャ』では実在のフィギュアスケーターを演じるため、本格的なスケート訓練を数ヶ月かけて実施。『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役では、体操や武器トレーニング、心理学的アプローチなど、複雑なキャラクターに全力で取り組みました。
彼女は、キャラクターの内面に深く迫る演技を通じて、観客の共感を呼び起こす力を持っています。また、脚本や演出にも積極的に関与し、プロデューサーとして作品全体の完成度を高めています。
共演者との信頼と友情
数々の名優たちと共演する中で、マーゴット・ロビーはハリウッドでも信頼と尊敬を集めています。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でのレオナルド・ディカプリオや、『バービー』でのライアン・ゴズリングとの共演では、撮影後も交流が続くほどの関係を築きました。
また、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、チャーリーズ・セロンやブラッド・ピットといった大物俳優と共演し、撮影現場での連携力と存在感で作品に貢献。誠実な人柄とプロ意識は、多くの共演者や監督から高く評価されています。
プライベートで見せる素顔と価値観
演技に真摯に取り組む一方で、マーゴット・ロビーは親しみやすい人柄でも知られています。10代の頃には地元のフライドポテト店で働きながら演技学校に通うなど、努力を惜しまない姿勢が現在にも引き継がれています。
音楽では、SlipknotやMetallicaなどのメタルバンドを好み、ライブに足を運ぶこともしばしば報じられています。2016年には映画プロデューサーのトム・アッカリーと結婚し、2024年に第一子が誕生。家庭と仕事の両立を図りながら、公私ともに充実した日々を送っています。
夫とともに設立した制作会社「LuckyChap Entertainment」では、女性クリエイターの支援を積極的に展開。また、環境保護活動にも取り組み、プラスチック削減や気候変動への意識向上に寄与しています。
映画界に刻まれた代表作
- 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年):ナオミ役として強烈な印象を残し、世界的に知られるきっかけとなりました。
- 『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017年):トーニャ・ハーディングを熱演し、アカデミー主演女優賞にもノミネート。
- 『スーサイド・スクワッド』(2016年)/『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』(2020年):ハーレイ・クインというアイコニックな役を確立。
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年):シャロン・テート役での繊細な演技が高く評価されました。
- 『バービー』(2023年):主演および製作を兼任し、世界的ヒットを記録。
- 『A Big Bold Beautiful Journey』(最新作):最新主演作として大きな注目を集めています。
- 『Tank Girl』(発表予定):人気コミックのリブートとして注目を集める次回作。
さらなる飛躍に期待
マーゴット・ロビーは、俳優、プロデューサー、社会活動家として、常に前進を続けています。その姿は、若手俳優やクリエイターたちにとって大きな刺激となっており、映画界全体に新たな風を吹き込んでいます。
ジャンルを超えた演技力と革新的なビジョンを兼ね備えた彼女の活躍から、今後も目が離せません。
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