2024年は、ホラー映画がたくさん公開されている注目の年です。映画館でも配信でも、さまざまな怖い映画が話題になっています。日本や海外で人気の作品から、ちょっと変わった新しいタイプのホラーまで、チェックしておきたい映画を紹介していきます。
日本のホラー映画で注目の作品たち
まず紹介したいのが『みなに幸あれ』です。この映画は若手監督が手がけた作品で、もともとは短編映画として賞を受賞し、その後長編作品として公開されました。物語はちょっと不思議で暗く、観た人に深い印象を残します。日常の中に潜む違和感や、人と人との関係に潜むこわさを描いていて、ただ怖いだけではなく考えさせられる部分も多いです。
次に注目なのが『あのコはだぁれ？』です。夏休み中の学校を舞台に、補習授業を受けている生徒たちの中に“いないはずの生徒”が混ざっているという学園ホラーです。『呪怨』で有名な清水崇監督が手がけており、日本のホラーらしい静かでジワジワとしたこわさが特徴です。昔ながらの怖さが好きな人にはぴったりの作品です。
さらに『Chime（チャイム）』という短編映画も見逃せません。NFTという特別な形で限定公開されましたが、内容はとてもインパクトがあります。耳鳴りのような音をきっかけに、人々の行動が変わっていくという話で、不気味な雰囲気と予測できない展開が魅力です。映像や音の使い方がとても工夫されていて、短い作品ながらしっかり怖さを感じられます。
海外のホラー映画も続々と公開中
2024年は、日本だけでなく海外のホラー映画もたくさん日本で公開されています。たとえば『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は、世界中で人気のホラーゲームを映画化したもので、夜の警備員と動き出すロボットマスコットたちの戦いを描いています。ゲームを知らない人でも楽しめるように作られていて、ビジュアル的にもインパクト大です。
『ソウX』は長く続いている「ソウ」シリーズの最新作で、犯人ジグソウの過去や、彼がなぜそんなことをするようになったのかが描かれています。これまでのシリーズを観ていなくても楽しめますが、過去作を知っているとより深く楽しめる内容になっています。
『エイリアン：ロムルス』は宇宙船の中で繰り広げられるエイリアンとの戦いを描いたスリル満点の作品です。暗くて閉ざされた空間での戦いは、恐怖と緊張感がずっと続き、最後まで目が離せません。シリーズのファンはもちろん、SFホラーが好きな人にもおすすめです。
個性あふれるちょっと変わったホラー映画たち
2024年は、王道ホラーだけでなく、ちょっと変わった設定の映画もたくさん登場しています。その一つが『テリファー 聖夜の悪夢』です。とてもグロテスクなシーンが多く、観る人を選ぶ映画ですが、そのぶん強いインパクトがあります。怖いというよりも「怖すぎてびっくりする」タイプの映画です。
『エレベーター・ゲーム』は、都市伝説をテーマにした作品で、日常的な場所が舞台という点が逆に怖さを引き立てています。何気なく使っているエレベーターが、もし恐ろしい世界への入り口だったら…という想像がふくらみます。
『犬人間』は、人間と犬がまざったような存在が登場する非常に独特な作品です。怖いだけでなく、ちょっと不思議で気持ち悪さもあるようなホラーで、人によって好みが分かれそうな内容です。
最近のホラー映画が伝えようとしていること
最近のホラー映画は、ただ「びっくりさせる」だけではありません。物語の中に、現代社会の問題や人間関係、心の奥にある感情などをテーマとして取り入れている作品が増えています。2024年に公開された映画にも、そうしたメッセージが込められているものがたくさんあります。
たとえば、登場人物が抱えている不安やストレスがホラーとして描かれることで、観ている人も「これは他人事じゃないかも」と感じるような内容になっていたりします。怖いけれど、考えさせられる。そんな作品が今のホラー映画のトレンドです。
日本のホラー映画がまた世界で注目されている
日本のホラー映画は、音の使い方や静かな雰囲気でこわさを演出するのが得意です。2024年に公開された新作も、そうした特徴をしっかり受けついでいて、さらに映像技術や演出が進化しています。
海外では、日本のホラー映画にしかない独特の怖さが人気で、世界中で評価されています。海外の映画祭で日本のホラーが紹介されることも多く、日本の作品を参考にしている海外のホラー映画も増えてきました。日本発のこわさが、世界に広がっているのです。
おわりに
2024年は「映画 ホラー 2024年公開」というキーワードで探すと、本当にいろいろなタイプのホラー映画が見つかります。こわさの種類も、ゾクッとするものからドッキリ系、グロテスクなもの、不思議なものまでさまざまです。
映画館で観るとより迫力がありますが、配信サービスでじっくり観るのもおすすめです。自分の好きなスタイルで、ぜひ今年のホラー映画を楽しんでみてください。ホラーが初めてという人も、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか？
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